お魚を中心とした和風の食生活が健康にいい理由は、単にローカロリーだからというだけではありません。

  お魚には実は、こんなすごいパワーが秘められているのです

            血合い肉  脂肪  目の周辺  

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 tama3_2.gif (654 バイト) なぜ日本型食事が理想なのでしょう

      欧米で一般に理想とされている栄養バランスは、55〜60%を炭水化物から、20〜30%を

     脂肪から、12〜14%をタンパク質から摂るというもの。肉食中心の欧米型の食事ではこの割合

         の実現は難しいのですが、お米と魚を中心とする伝統的な日本型の食事ではほぼ実現できます。

      しかも肉中心の欧米型食事だとタンパク質が不足することはないものの、動物性脂肪を過剰

         に摂取して しまいがち。ところが日本型食事の場合、魚には脂肪自体が少ないうえ魚に含まれ

         るのはコレステロール値を上げにくい、良質の脂肪なのです。

      そのうえ和食は味噌や豆腐、納豆などにより、動物性タンパク質と同時に植物性タンパク質が

         豊富に摂れるという利点もあるのです。

  WB01158_.GIF (255 バイト)  体の基本となる   良質のタンパク質

        タンパク質は人体の大部分を作っている重要な成分です。赤肉部分に含まれるタンパク

             質の量が18.4g(100g中)なのに対し、魚に含まれるタンパク質は、アジ18.7g、カツオ

             25.8gとひけをとりません。

        では質の方はどうでしょうか。それにはプロテイン・スコアといって、その食品が人体に必

             要なタンパク質をどれくらいの割合で含んでいるかを示す数値で判断します。それによると

             牛肉82点豚肉83点であるのに対し、サンマは96点、イワシは91点、アジが89点、イカが

             86点と、一般に肉より魚の方が、良質のタンパク質であるといえます。

  WB01158_.GIF (255 バイト)血合い肉  肝臓を強くする タウリン 

        赤身の魚肉の中の黒っぽい部分を「血合い肉」といいます。ここはなんと、レバーに匹敵

             するほど多量の鉄分が含まれているのです。

         またこの部分は魚肉の中でも特にタンパク質が多いのですが、注目したいのがタンパク

             質の中に含まれるタウリンという成分。内蔵の機能を強化し、コレステロール値を正常に保

              って、動脈硬化や高血圧を予防する働きがあります。また肝臓の解毒作用を強化する働き

             があるため、ドリンク剤などにも配合されています。 さらに血圧を正常に保つ働きがあり、

             低血圧の人でも高血圧の人でも、ほどよく調整してくれます。

  WB01158_.GIF (255 バイト)脂 肪  血液をサラサラにする  EPA

         寒流を泳ぐ魚の脂肪や血液には、低温で固まってしまわないように、エイコサペンタエン酸

             略してEPAという脂肪酸が含まれています。このEPAは血液中の血小板が血管壁にくっつ

             くのを防いで、血液の流れをスムーズにする働きがあるのです。EPAはイワシやサンマ、マ

            グロなどいわゆる背の青い魚の脂肪の部分に多く含まれ、脳血栓や心筋梗塞などの生活習

            慣病を予防します。

         EPAはその高い薬理作用が認められ、数年前から閉塞性動脈硬化症の治療薬にも認可

            されているほどです。

  WB01158_.GIF (255 バイト)目の周辺  脳の働きを活発にする  DHA

        ここ数年、ブームとなっているDHA。魚の目玉の部分や、頭のまわり、内臓、血合いにも多

             く含まれています。そもそもDHAは、人間の脳の約30%、目に50%も含まれている成分。

            でも体内では生成しにくく魚から摂るのが効果的です。「DHAを摂ると頭が良くなる」といわれ

            るのは、あらゆる成分の中でDHAだけが脳細胞に入り込むことができ、脳神経の働きをスム

            ーズにする働きがあるからです。また最近では、コレステロール値の上昇を防ぐ、抗体が過剰

            にできるのを防いでアレルギー疾患を防ぐなどの効果も注目されています。

  WB01158_.GIF (255 バイト)  老化、肥満の防止  コンドロイチン

         フカヒレの軟骨やサケの頭の部分に含まれるネバネバした物質には、糖質の一種で、細胞

           や器官間接の隙間を埋めて固める作用するコンドロイチン硫酸という成分が大量に含まれてい

           ます。この成分は人間の体内にも存在しますが、加齢とともに減少し、様々な老化現象を引き起

           こすといわれています。ですからコンドロイチンを含む部分を食べることで、老化は抑えられると

          考えられます。

       コンドロイチンは、腰痛などの間接の炎症を抑える内服薬の原料としても使用されています。

          また最近の研究では、肥満の原因になる糖類の吸収を抑制する働きがあることも判明しています。

 

  tama3_2.gif (654 バイト) 「週に3回魚料理」を目標にしましょう

           農林水産省の調査によると、ここ20年間で肉類の消費量は倍増しているのに対し、魚類は横ば

        いか減少傾向。さらに魚の種類で見ると、サケやカニ、エビといった高級な魚介類はむしろ消費量が

        伸びているのに、アジやイワシ、サバなどのいわゆる大衆魚が減っている、というのです。これらの

        大衆魚は、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸EPA、DHA、タウリンなど、生活習慣病やアレルギー

        脳の老化などを防ぐ話題の成分の宝庫といわれています。

       海のパワーを体に取り入れるため、せめて週に三回は、食卓に魚料理を載せたいもの。また近年、

    これらの成分に着目した栄養補助食品も多数作られています。

 

                                             [la:ラ]6月号 もっと知りたい!自然の力 掲載から

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